いすみ鉄道・小湊鐵道で貸切列車を運行しました!
2019年12月24日に「埼大鐵研号」と題して、いすみ鉄道と小湊鐵道で貸し切り列車を運行しました。その時の様子をご紹介します。
当日は、10:30に大多喜駅に集合しました。外房線の普通列車で来た会員、特急わかしおを使って来た会員、バスで来た会員など、各自好きな手段で大多喜駅に集まってきました。
▲集合場所の大多喜駅
大多喜から早速、貸し切り列車に乗車します。車両は、キハ52形とキハ28形の2両編成で、キハ52形の方は定期列車として営業し、キハ28形の方を埼大鐵研で貸し切りました。いすみ鉄道の主力車両であるいすみ300型やいすみ350型とはひと味もふた味も違う、国鉄型車両の重厚な雰囲気に、会員たちの気分も上がっておりました。発車後の加速は、近年の軽快気動車に比べると明らかにゆるく、気動車の性能がいかに向上したかを体感することができます。列車は、大多喜発車後、まずは上総中野に向かいます。
▲キハ52形。こちらの車両は定期列車として営業。
▲キハ52形の併結相手のキハ28形。こちらの車両を埼大鐵研で貸し切りました。
▲キハ52形の前面のプレート。50年以上走り続けている車両だということがわかります。
上総中野に到着後は、折り返して大原に向かいます。
車内ではお弁当が配られ、食事をしながらのどかな風景の中を進みます。また、3年生が12月いっぱいで引退ということになるので、3年生全員から1人ずつ挨拶がありました。
▲車内の様子
▲キハ28形の座席にはこんな表記が………
▲車内には、懐かしさあふれる中吊り広告がありました
▲窓側にある栓抜き
▲車内に掲示されていた高山本線の運賃表。キハ28形が富山で活躍していた頃をしのぶことができます。
▲こちらも車内に掲示されていた富山周辺の路線図
大原到着後、再び折り返して大多喜に向かいます。
▲国吉駅では、キハ30形を見ることができました
大多喜到着をもって、大多喜→上総中野→大原→大多喜の貸し切り列車の旅は終了です。
埼大鐵研一行は、小湊鐵道に乗車するため、大多喜から普通列車で上総中野に向かいます。
▲大多喜~上総中野で乗車した普通列車
▲上総中野駅
12月24日の時点では、小湊鐵道は里見~上総中野が大雨の影響で運休となっていたため、上総中野からは、小湊鐵道の代行バスで里見駅に向かいます。標高自体はそれほど高くない房総丘陵ですが、それでも丘陵地というだけのことはあって、アップダウンやカーブの多い道を通りました。房総丘陵の中を代行バスに30分ほど揺られ、里見駅に到着です。
里見駅からは、再び貸し切り列車の旅が始まります。車両は小湊鐵道のキハ200形です。2両編成で、前側の車両は定期列車として営業し、後ろ側の車両を埼大鐵研で貸し切りました。キハ200形は、いすみ鉄道で乗車したキハ28形に負けず劣らず古い車両で、房総の里山の中をゆるゆる走っていきます。
▲小湊鐵道キハ200形。2両編成のうち、後ろの1両を貸し切りました。
小湊鐵道の貸し切り列車では、側面に「埼大鐵研号」のサボを、最後尾に「メリンとシート」のヘッドマークを掲出させていただきました。サボ、ヘッドマークともに掲出した状態で、里見~五井を駆け抜けました。
▲側面に掲出したサボ
▲最後尾に掲出したヘッドマーク
里見~五井の車内ではビンゴ大会が行われました。景品はいすみ鉄道、小湊鐵道の各種グッズでした。この記事の執筆者も、いすみ鉄道のボールペンを獲得しました。
▲車内の様子
五井駅には17:10に到着。これで、小湊鐵道の貸し切り列車の旅は終了です。
五井駅到着後、駅構内の車両基地の見学をさせていただきました。普段は立ち入ることができない場所ということもあり、各会員にとって、たまらない時間となったことでしょう。
車両基地の見学後、五井駅にて解散となりました。
貸し切り列車の運行に当たり、ご協力くださったいすみ鉄道様、小湊鐵道様、関係各所の皆様、誠にありがとうございました。