冬有志旅行in青森・函館を行いました!

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前の送別会の記事でも紹介いたしました通り、2月の23~25日の日程で、埼大鐵研の有志メンバーで冬有志旅行in青森・函館に行ってまいりました。

今回の旅行は、夏旅行で惜しくも台風による雨のため断念した江差駅への到達(つまりリベンジ)と3月をもって廃止となる寝台特急「あけぼの」の乗り収めの2つが大きなテーマとなりました。旅程は上の画像通りとなりますが、改めてまとめると以下の通りです。

【1日目】リゾートしらかみ号で冬の五能線を満喫。残り時間で大湊線へ向かい青森泊
【2日目】青函トンネルを超え、木古内へ。江差線の散策の後、函館へ。
【3日目】自由行動。函館駅で集合し、青森へ移動し、寝台特急「あけぼの」で帰京。

有志企画ではありますが、参加メンバー5人に加え、3人が寝台特急「あけぼの」からの参加となり、多くの会員が参加する企画となりました。

1日目【秋田集合・青森泊】

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▲集合した途端この大雪です(笑)

参加メンバーそれぞれが埼玉から様々なルートを経由し、朝7時半ごろ秋田駅集合。”現地集合”というのも埼大鐵研の旅行の魅力の1つでもあります。ちなみに当方Web担は前々日発の寝台特急「あけぼの」で前日朝には秋田入りして、県内のJR線や秋田内陸鉄道線を散策していました。フレキシブルな行程を考えるのも楽しな作業です。

この日は会計の方だけ秋田内陸鉄道線経由で青森へ向かうということで4人での集合となりました。
秋田からは「リゾートしらかみ1号」へ乗車します。夏旅行のときもお世話になったこの列車ですが、今回はちょっと違います。

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なんと、ボックス席です。先輩方と大学生協の方々が頑張って取ってくださったとのことでWeb担としても他の会員としても初めての乗車になりました。

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テーブルがついていて軽食をたのしみながら旅を満喫できます。鉄道の旅のアドバンテージはこういった部分にもあると思います。

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列車は五能線内に入り、冬の日本海側を進んでいきます。その景色がこちら。ちょっと曇ってしまいましたが、冬の日本海のすばらしい景色を堪能できました!夏と冬では同じ路線でも違った風情を見せてくれるのは面白いところです。

そんなこんなであっという間に青森駅に到着、軽く昼食を取り、こんどは太平洋側、大湊へ向かいます。

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大湊線は長い直線区間が続き、ローカル線の中でも表定速度がやや高めの路線であったりします。写真は海を臨める吹越~有戸間の車窓。

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大湊駅に到着。背景は恐山。到着後は時間の関係でそのままこの列車で折り返して青森へ向かいました。

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青森駅到着後は秋田内陸線経由で向かってきた会計氏と合流して宿にチェックインしたのちに地元の海鮮の店で小宴会。地のもののうまみを改めて見せつけられ一同感激でした。

2日目【青森発・函館泊】

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▲青函トンネルを抜け、北海道へ上陸した付近の車窓。(知内駅周辺)北の大地へのワクワク感が沸いてきます。

この日はスーパー白鳥号で木古内へ。夏旅行の際は台風による雨の影響で、湯ノ岱駅で運転打ち切りとなり、江差線を完乗できずに引き返すこととなってしまいましたが、今回はそのリベンジとなりました。昨日に引き続きとなる好天で、普段天気に恵まれないことが多い一同は終始感激でした。

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▲木古内から江差線へ。夏旅行の際は雲が空を覆い、雨が降っていましたが今回はいい天気です!
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▲そして江差線の終点であり、今回の旅行の1つの目標、江差駅に到達。江差線の木古内~江差間は利用者数の減少などの理由により、今年の5月での廃止が予定されており、乗ることができるのもあと1か月限り。ギリギリのタイミングではありましたが、半年越しに完乗を果たすことができました。
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▲前回は台風による運転打ち切りの混乱の中下車・折り返しをした湯ノ岱駅もゆっくり訪問。特徴的なログハウス風の駅舎です。今や全国的に珍しくなった切符の手売りを行っている駅の1つだったりとマニアックな側面も兼ね備えたりしています。

江差駅到達後は一度、途中駅である湯ノ岱駅へ移動しました。ここから湯ノ岱温泉に向かい、各自で入浴と昼食となりました。

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▲湯ノ岱温泉を満喫した後は再び江差駅に戻り、駅前を散策。駅前の道をまっすぐ進むと海がお出迎え。いい思い出となりました。

江差駅から木古内行の列車に乗り込み、江差線とはお別れ。きょうの宿のある函館に向かい向かいました。
もう日も暮れて夜ではありましたが、有志メンバーで夕ご飯の前に少し移動してあるところへ。その行先は…。

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▲函館の夜の名所、函館山です!好天であったこともあり、夜景も完璧!贅沢な一日となりました。

その後は再び全員で合流して名物、函館ラーメンを食し各自就寝となりました。

3日目【函館発・あけぼの泊】

「江差線」に続くこの旅行の第二の目的である「あけぼの号」がメインの3日目・最終日です。

この日は東京へ無事に帰ることが最大のイベントであるために、函館を旅立つ時間までは各自自由行動。函館市電の乗車を満喫したり、大沼方面へ向かったりなど各自思い思いのプランで楽しみました。

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▲ちなみにweb担は大沼国定公園へ。冬の大沼は白鳥の名所らしくとても綺麗でした。一応個人的には北海道冬のおススメスポットです。

15時頃に函館駅に集合し、本州へ戻る特急「スーパー白鳥号」で青森へ。ここで、新たに「あけぼの」乗車のために別行程でやってきた4人の会員と合流しました。廃止1か月前にも関わらず会員8人分の指定席券が獲得できたのもなかなかです。そして、時刻は18時を回り、いよいよ青森駅に「あけぼの」が入線。

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▲青森ベイブリッジと発車を待つ「あけぼの」号。

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今回の「あけぼの」号、実はただの乗車ではなく、今回の旅行の初めの5人の有志メンバーで最上級個室であるA寝台「シングルDX」を確保しての乗車となりました。旅行開始1か月前、打ち合わせの中で突然上がった企画、チケット確保の難しさもありましたが、各自チケットを入手。5人での利用を実現しました。青森から合流した会員の皆さんも個室ソロやゴロンとシートなど乗車プランを選べる「あけぼの」のアドバンテージを生かし、思い思いの乗車を楽しみました。

列車は無事定刻に上野に到着。解散となりました。

夏旅行が台風に見舞われたこともあり、様々なリスクを考えた上での旅行となり終始不安ではありましたが、奇跡的に天気も良く親睦を深めるよい機会となりました。